まだ雪の舞う津和野にも、和菓子から春の便りが届いています。
店内に一歩はいれば、春の香り。三松堂の春に欠かせない「さくら餅」と「ひとつはる」が並びました。
鮮やかな緑は、早春に取れる青海苔。口いっぱいに広がる青海苔の香りに、後から来る餡の甘さが加わると、意外な美味しさを演出します。
まだまだ知名度は低いかもしれませんが、インパクトとそれに負けない味で、この季節だけご来店されるお客様がいらっしゃるほどです。
そして春の定番と言えば、さくら餅。写真を眺めるだけで、塩漬けされた桜の葉の良い香りが漂ってきそうです。桜の葉の塩加減が、餡の甘みをより引き立てます。
青海苔と桜の葉。どちらも三松堂の春の香り。
皆様はどちらの香りがお好みでしょうか。食べ比べしながら、街に春がやってくるのを待ちませんか。