朝晩はまだ冷えますが、日中は温かくなりましたね。少し着込んでいると暑いと感じるときがあるくらいです。
野原にもようやく蓬(よもぎ)が生え、まとまった量を収穫できるようになりました。と言う事で、当店でもようやく『 よもぎの大福 』を発売する事ができました。
草餅といわれることもありますが、草餅も蓬を使ってつくる事が多いようですね。
草餅(くさもち)は、餅の一種。和菓子として扱われている。
古くはハハコグサ(母子草)で草餅をつくっていたが、今日では通常の餅にヨモギを磨り潰したものを混ぜ、その中に餡を入れることが多い。新井白石『東雅』(1719年)にも、かつてはハハコグサを用いたが、今日ではヨモギを用い、草餅とも蓬餅ともいうとある。ただし、文化10年(1813年)ころの『風俗問答答書』には「草の餅はゝこ草をも用ひ候や」とあり、地方によってはハハコグサを用いる例も少なくなかった。雛人形に飾る赤白緑の菱餅の最下段として広く用いられた。
今日、草餅といえば蓬餅を指し、餅の種類としてはポピュラーなものとなっており、多くの店で日常的に購入することができる。また、普通の餅と同様、延ばして四角く切って切り餅とし、焼き餅や雑煮、ぜんざいとして、食事で食べられることもある。
当店では、求肥の中に杵でついた餅を混ぜ、その中に蓬を練りこみました。中の餡は粒餡です。
津和野の野山で取れた蓬をそのまま加工してお餅に練りこんでありますので、蓬の風味が強く、後味も爽やかですね。
当店の春の風物詩となっております。『 よもぎの大福 』は5月上旬までの販売となっております。
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