京都などでは早春のお菓子として親しまれている、本わらび餅。当店では、製造の関係から今の季節に販売しております。
こし餡を、蕨(わらび)の根からとった澱粉を練り上げた物で包み、きな粉をまぶしてあります。
単純な、スタンダードなお菓子ですが、昔から親しまれているのは、やはり日本人の味覚に合ったお菓子だからではないでしょうか。
ひんやりプルプルとしたお餅の部分、小豆の風味とほのかな甘み、そして極めつけはやはりきな粉の香ばしさでしょう。
ゆっくりとした時間を過ごしながら、本わらび餅を味わうのは、日本人としての我々の特権、と言ったら大げさですね。