津和野には乙女峠という場所があり、マリア聖堂が建っています。
マリア聖堂は、その愛らしい名前とはうらはらに、キリシタン殉教の地である乙女峠に建つ聖堂。昭和23年建設。
キリスト教が厳禁だった明治元年に長崎から送られてきた153人の隠れキリシタンは、津和野藩の改宗のすすめに応じず、ついに拷問によって36人が殉教の道を選びました。その際、日本で唯一、聖母マリアが降臨された地といわれています。
ステンドグラスにはその悲しい様子が描かれています。
そして、今年も5月3日、乙女峠まつりが行われます
明治初め、長崎から流刑された数多くの信者が、拷問や投獄でもその信念を貫き通し、この地で命をおとしました。これらキリシタン殉教者の霊を慰める「乙女峠まつり」が、毎年5月3日に行われます。
津和野カトリック教会から約2キロ離れた乙女峠を目指して、聖母マリア像を中心に信者の巡礼の行列が続きます。正午より荘厳な野外ミサが行われ、殉教者に捧げられる聖歌の響きは、信者はもちろんのこと、観光で訪れた人々にも清らかな感銘を与えます。リンク»津和野スクリーンプロジェクト»乙女峠まつり(昭和初期からの乙女峠まつりの様子がご覧いただけます)
津和野カトリック教会
tel/fax. 0856-72-0251
699-5605 島根県鹿足郡津和野町殿町
関連資料:浦上四番崩れ(wikipedia)