お菓子を毎日作って売るという、同じ仕事を毎日繰り返していると効率が良くなるなど、いい面もありますが、悪い面もあります。それは何かと言うと、一方向でしか考えられなくなる、ということです。
菓子を作る側の考え方。菓子を売る側の考え方。
こういうものは、当然必要なのですが、お客様にとっては関係ないことでもあります。
食べたときに、「ああ、美味しいな」と、一瞬でも幸せな気持ちを味わってもらえれば、それで良いと思うんです。
そう感じてもらうためには、色々なことを考えて、菓子を作って菓子を売る必要があります。ただ、その考え方自体は、あくまでも会社側の考え方であって、お客様のモノと大きくかけ離れていることがよくあるんですよね。
常にお客様の視点に立ってモノを考えると言うことは、本当に必要なことだと思います。が、その視点をどのようにして手に入れるのか。
まあ、簡単なことなんだと思います。
自分が、客として玄関から入って、買い物をするシュミレーションをしてみる。これをするだけで、色々なことに気が付くと思いますが、自分が客として訪れた他の店での対応を、自分の店に当てはめてみるのも、いいかもしれません。
ただ、これ頭で分かっていても、こういう行動をしている人は殆どいません。常に意識をそちらに向けて、考えていないといけませんからね。言うのは簡単ですが、実際に行うにはかなりの訓練が必要でしょうね。
さて、これから当店の店員に、どうこういう視点を持ってもらうのか、というのが私の仕事になります。
やっぱりスパルタか。それともアメとムチか・・・
まあどちらにせよ、販売員は覚悟しておいたほうが良いでしょうね。
フフフ
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