朝から仕事で気が張りまくって、ふと暇が出来た午後三時
腹減ったなぁ…
普段、1人の外食は軽く済ませることが多いのですが、この日はどうもその気になれず、次の打ち合わせまで少し時間があったこともあり、1人でもゆっくり出来るカフェへと足を運びました
自分の好きなカフェの基準はただ1つ
「 自宅のリビングのようにくつろげるところ 」
です。
以前といっても、もう10年近く前の話になります。当時自分が住んでいたところの周りには小さくて味のあるカフェが沢山ありました
朝になるとソファでゆっくりコーヒーを飲みながら新聞を読む人、昼真っからボーとしている人、ずーっとしゃべっている二人組、談笑するグループ、コーヒー飲みながら本を読んでいる人、ノートパソコンに向かっている人、書き物をしている人、人、人
店員も、話しかければ相手をしてくれるし、何かに集中したいときには放っておいてくれる。狭いアパートに住んでいた我々にとって、そういったカフェは本当に自宅のリビングのような場所でした
当時、書き物をする機会が多かったためペンとノートを持って居座り、マイナス10℃を下回る事もある冬にはホットチョコレートを飲みながら、本を読んだり考えたり、ペンを動かしたり。決して静かではないのですが、適度に話し声の聞こえる店内では、自分の部屋よりも集中でき、1人ではないけれども誰にも干渉されない適度な孤独感を楽しんでいました
高い天井からくる開放感、大きな窓からは街並みが見え、どっしりと座れるソファ、明るすぎず暗すぎず、ガヤガヤしているけれども決して耳障りではない騒音、そして気持ちの良い店員さんたち
今思うと居心地の良かったカフェには、こういった共通の条件があったような気がします
そんなことを考え、現実に戻って仕事の連絡メールを何本か打ち終わったあと、二階の窓から外のイチョウを眺めながら、これで通りの名前を示す緑のサインがあって、黄色いタクシーが行き交っていれば本当に昔のままやな、と、そんな当時の事を、ふと思い出していたのです・・・
うーん、駄目だ
今回はカッコいいエントリにしようと思っていたのですが、やはり性に合いません
正直に言います
ボーっと窓からイチョウを眺めていたのは、余りにも居心地が良かったため脳ミソがリラックスモードに切り替ったから。そして頭の中はただ、ただ「 眠い 」
そんな中、悪友からとても人に見せることのできないような写真をメールで受け取り、仕事をしなくては、と思っていた良心も完全に吹き飛びました。そして、気分は完全オフモード
あーもうどうでも良いや
そう思い始めると、残ったのは眠気だけです。本気で寝そうになりながらも、「自宅のリビングみたいっても、てめぇココはお店やろ」という常識のみで何とか踏みとどまっていたのですが、これ以上いたら本気で寝てしまう。ただ今の状態で車を一時間も運転して帰る自信もないしなぁ。ああ、行くも地獄、留まるも地獄・・・
FRANKは本当に居心地の良いカフェだと思います。ただ、今度は眠たくならないように、十分睡眠をとってから行くことにします。リラックスしてお店の雰囲気を十分楽しめるように